科目名:「マルチメディアネットワークと社会の変革」教員名:「杉浦彰彦」単位:「2」

本文:
科目名 マルチメディアネットワークと社会の変革
担当者名
教科書

講義概要

近年、マルチメディアの普及と情報のネットワーク化は急速に社会に浸透してきている。本講義の前半では主にマルチメディアと情報ネットワークについての理解を深める。後半ではマルチメディアネットワークが実用化されている状況を踏まえて、社会の変革について考えてみる。

講義計画
週 テーマ及び内容

1 マルチメディアネットワークとは
マルチメディアについて「情報と媒体のマルチメディア化」という観点から理解を深める。

2 アナログメディアからディジタルメディアへ
アナログ情報がディジタル情報に置き換えられる仕組みを理解し、情報通信の基礎原理を学ぶ。

3 音のマルチメディア化
音声や音楽といった「音」情報のマルチメディア化について現状を理解し、社会への普及を考える。

4 映像のマルチメディア化
ビデオや画像といった「映像」情報のマルチメディア化について現状を理解し、社会への普及を考える。

5 モノメディアからマルチメディアへ
モノメディアが有機的に連結してハイパーメディアへと進化する状況を理解し、社会への普及を考える。

6 マルチメディアネットワークとは
マルチメディア情報をやりとりするインターネットの仕組みを理解し、ネットワーク社会の現状を探る。

7 モバイルマルチメディア
携帯電話などの無線回線で接続されるネットワークの仕組みを理解し、新しいネットワーク社会を考える。

8 携帯電話接続とモバイルマルチメディア
モバイルマルチメディアの根幹をなす携帯電話について仕組みを理解し、携帯電話社会の現状を探る。

9 ディジタル放送とマルチメディアネットワーク
家庭内においてマルチメディアネットワークの中核となるディジタル放送について理解し現状を探る。

10 家庭内のマルチメディアネットワーク
近距離無線接続方式Bluetoothについて仕組みを理解し、新しいネットワーク化社会を探る。

11 家庭内のマルチメディアネットワーク化
情報家電を例に家庭内におけるマルチメディアネットワークについて理解を深める。

12 自動車のマルチメディアネットワーク化
ITS高度道路交通システムを例に自動車周辺のマルチメディアネットワーク化について理解を深める。

13 ネットワークビジネスと社会の変革
ディジタルコンテンツの配信ビジネス、ネットワークプラットフォームベースのビジネス展開を理解する。

14 電子商取引と社会の変革
セキュリティー、サイバーモールアクセス、SOHO技術などについて理解し、技術課題を探る。

15 定期試験

受講心得

平常点
定期試験、レポート提出、数回の演習、毎回の出席状況で総合的に評価する。

コンピュータの使用
講義でのインターネット使用及びレポートの電子メール提出など全面的に使用する。レポート,

演習課題
3回程度講義を補完する最新動向テーマを設定する。

自学自習方法
インターネット(電子メール、WWW)リテラシを前提としており、日頃の世界動向や社会変化に常に関心を持っていること。

参考文献
杉浦彰彦"Bluetooth技術解説"ソフトリサーチセンター