<大学院用> ※必ず全項目記入して下さい。
科目名 マルチメディアネットワーキング
教員名 杉浦彰彦
プロフィール(最終学歴、学位、研究分野)
豊橋技術科学大学大学院工学研究科知識情報工学系 助教授
(東京大学大学院 工学博士 マルチメディア情報通信)
教科書 杉浦彰彦他"マルチメディア処理入門" 丸善(出版予定)
講義概要(300字/科目体系表での位置付けを含む)
近年、マルチメディアの普及と情報のネットワーク化は急速に社会に浸透してきている。本講義の前半では主に音声や画像といったマルチメディアについて詳解する。また後半ではインターネットを中心に情報ネットワークについての理解を深める。さらに、マルチメディアネットワークが実用化されている状況を踏まえて、様々なニュービジネスについても紹介する。またマルチメディアネットワークをビジネス応用するにあたり、心得ておくべきeコマース関連の法律についても解説する。関連科目として開講予定のワイヤレスネットワーキングと合わせて受講すると、修学効果が期待できる。
講義計画
週 テーマおよび内容
1マルチメディアネットワークとは
マルチメディアについて「情報と媒体のマルチメディア化」という観点から理解を深める。
2アナログメディアからディジタルメディアへ
アナログ信号がディジタル情報に置換される仕組みを理解し、マルチメディアの原理を学ぶ。
3音のマルチメディア化
音声や音楽といった音情報のマルチメディア化について現状を理解し、社会への普及を考える。
4映像のマルチメディア化
ビデオや画像といった映像情報のマルチメディア化について理解し、社会への普及を考える。
5モノメディアからマルチメディアへ
モノメディアからハイパーメディアへと進化する状況を理解し、社会への普及を考える。
6インターネットとは
インターネットの歴史、概略、社会的位置づけ、コンピュータの普及との関連などを理解する。
7インターネットの仕組み
コンピュータ同士の通信、LAN、インターネットの仕組みや接続方式について理解する。
8電子メール,WWW,ニュース配信
インターネットで利用されている電子メール、WWW、ニュース配信などの機構を理解する。
9インターネットの応用
ビジネス応用に不可欠な電子商取引やインターネット通信販売の仕組みを理解する。
10インターネットの課題と展望
マルチメディアネットワークの中核であるインターネットの状況、課題、展望を理解する。
11マルチメディアと法律
マルチメディア関連のニュービジネスとeコマース関係の法律について理解する。
12情報ネットワークと法律
インターネットを利用したビジネスモデルとネットワーク関連の法律について理解する。
13マルチメディアネットワーキングの展開
マルチメディアネットワーク関連のニュービジネスを紹介し今後の展開について解説する。
成績評価基準(受講心得、定期試験○%、レポート○%等客観的数値でご記入ください)
定期試験30%、レポート提出20%、平常点(数回の演習、毎回の出席状況)50%で総合的に評価する。
講義中に説明した事項を中心に試験問題が設定されている。その日の授業をその場で理解しておくことが望ましい。後日、ノートなどを参考にするよりは、講義に専念することが最も良い対処法といえる。
参考文献(5冊程度)
1杉浦彰彦 "IMT−2000携帯電話通信技術ガイド" リックテレコム
2杉浦彰彦 "Bluetooth技術解説" ソフトリサーチセンター
3中島章智他 "eビジネス・ロー" 弘文堂
4岡村友之"図解雑学インターネット" ナツメ社
5瀧本英雄"成功するBtoBここが決め手" こう書房